運河ルネサンス推進地区(豊洲地区)が指定されました

平成21年7月9日更新

 このたび、運河ルネサンス推進地区として5番目となる『運河ルネサンス推進地区(豊洲地区)』を新たに指定いたしました。

   

運河ルネサンスとは

 港湾局は、舟運による利用は低下しているものの、運河が持つ都市に残された貴重な水辺空間としてのポテンシャルに着目し、運河を地域の人々や都民が「楽しみ・憩い・集える」にぎわい空間として再生させる『運河ルネサンス』を平成16年度から推進しています。平成17年度に「芝浦地区」、「品川浦・天王洲地区」、「朝潮地区」、平成18年度に「勝島・浜川・鮫洲地区」において推進地区の指定を行い、それぞれの地区において水辺の賑わいづくりが進められているところです。
 今回豊洲地区が、新たに推進地区に指定され、今後地域の発意により、運河と結びついた様々な取り組みが行われることになります。

運河ルネサンスの仕組み

 運河ルネサンスを進めるには、まず地域のニーズを把握し地域における合意形成を図るため、地元の町会、商店会、企業などの団体が主体となり、その地域における運河利用などを話し合う「運河ルネサンス地域協議会」を組織し、都港湾局に申請して頂きます。都港湾局は、その協議会がその地区において運河ルネサンスに取組む団体として適当であると認めた場合に、その団体を『運河ルネサンス地域協議会』として登録します。
 次に、地域協議会として登録を受けた団体は、その地区でどのように運河を活用していくかを話し合い、「運河ルネサンス計画」を作成し、都港湾局に届け出ます。計画書の中には、対象区域、目標、推進のための基本方針、区域におけるまちづくり構想、水域利用の構想を示し、さらにイベント等の計画、護岸や遊歩道の整備、景観形成についての提案なども盛り込むこともできます。港湾局は、その内容が東京港全体の『運河ルネサンスの推進方針』に適合している場合に、『運河ルネサンス推進地区』として指定し、その地区における個別の推進方針を定めます。この推進方針に沿った取組には、以下のような特別措置が受けられます。

運河ルネサンスを行うとどんないいことがあるの?

 地域の主体的な取り組みを促すため、『運河ルネサンス推進地区』は特区的扱いとし、水域占用許可の規制緩和を行っています。一般的には、陸上に設置しても機能する施設の水域占用は許可されませんが、その地区の推進方針に掲げられていれば、レストランやマーケット等の用途であっても水域占用許可できるようになります。また、以前は旅客船不定期航路の免許を有する事業者に限定して、観光目的さん橋の水域占用を許可してきましたが、『運河ルネサンス』の仕組みを利用すれば、誰でもさん橋を設置出来るようになりました。これら規制緩和により設置された施設が、運河が賑わい、水辺の魅力の向上、観光振興に資することを期待しています。
 また、『運河ルネサンス』では規制緩和のほか、推進地区における「運河まつり」など地域のイベントを技術的に支援したり、護岸・遊歩道など運河周辺の環境整備を推進し、地域と一体となって水辺の活性化や魅力作りを行っています。

※ 運河ルネサンスの仕組(ガイドライン等)や、取組方法など、詳しい情報は<港湾局ホームページ>https://www.kouwan.metro.tokyo.lg.jp/ でご覧いただけます。
※ 平成16年度の取組開始より「運河ルネッサンス」という名称で事業を推進して参りましたが、この度「運河ルネサンス」という表記に変更することにいたしました。

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