海岸保全施設とは 海岸保全施設とは■防潮堤■水門■排水機場■陸閘■内部護岸■海岸保全施設の位置 海岸保全施設とは 海岸保全施設は、高潮・波浪等の海岸災害から背後の人命や財産を守る役割を担っています。 海岸保全施設の整備にあたっては、景観の調和、生物の生息環境、海岸の利用等にも配慮していきます。 ■防潮堤 高潮や津波により海水が陸域へ侵入するのを防ぐことを目的とした施設です。階段や植栽などを配置して、景観などに可能な限り配慮しています。 東京都では、伊勢湾台風(昭和34年)級の台風の来襲を想定し、防潮堤の高さを決定しています。 江東区有明 ■水門 防潮堤が運河などを横切る場所に設けるゲートです。 通常は船舶航行や通水のために開放していますが、潮位の上昇時には閉鎖し、防潮堤と同様の役割を果たします。 江東区・辰巳水門 江東区・新砂水門 ■排水機場 台風等の時には、高潮と同時に雨が降ることが想定されます。 排水機場は、水門を閉鎖した後、降雨等の流入による運河の水位上昇を抑えるため、防潮堤と水門に囲まれた地区の雨水を強制的に排除するポンプ施設です。 中央区・浜離宮排水機場 ■陸閘 防潮堤が道路を横切る場所に設けるゲートです。通常は車両などの通行を確保するため開放してありますが、高潮時には道路を閉鎖して、海水の浸入を防ぎます。 中央区・晴海 ■内部護岸 防潮堤や水門に囲まれた地区にある水際の施設で、海水の浸入、海水による侵食、地震による水際の地盤変形などを防ぎます。 港区・新芝運河沿いの内部護岸 ■海岸保全施設の位置 [海岸保全施設の整備計画]にもどる