東京港<中央防波堤地区>景観ガイドラインについて

 東京都は、東京港第7次改訂港湾計画において「良好な景観を形成する区域」として定めた中央防波堤地区の景観形成の考え方について、港湾関係者との検討をふまえ、「東京港<中央防波堤地区>景観ガイドライン」(以下「景観ガイドライン」という。)を本年5月に策定しました。
 中央防波堤地区の開発に当たり、港湾景観に関する基本的な考え方や、具体的な景観形成の方針を示した、景観ガイドラインの運用を開始しますのでお知らせします。


1 景観形成の基本的な考え方について


  • 港の本質である港湾の活動する様子(行き交う船舶や荷役の様子など)そのものを景観の主役として位置付け、観光資源としても捉えていきます。
  • 国際都市東京のゲートウェイとしての特性を踏まえ、シンボル性をもつ空間となるよう配慮していきます。


2 景観ガイドラインのポイント


  • 景観ガイドラインの適用区域及び対象施設
  • 中央防波堤地区を適用区域とし、ガントリークレーン、トランスファークレーン、建築物・工作物を対象施設とします。

  • 色彩の考え方
    1、ガントリークレーン
    • 港湾景観の主役(国内初となるシャトルブーム式のガントリークレーンを導入予定)として位置付け、色彩を統一します。
    • 主役として際立ち、船舶や航空機から眺められる東京の玄関口として東京港を印象付ける色彩とし、海や空に映える鮮やかな青色と白色の組合せとします。
    • これまでにない新しさが感じられ、かつ作業上の安全性や視認性にも配慮した塗り方にします。

    2、トランスファークレーン
    • 上空や高所からの眺めに配慮し、バース単位で統一を図るものとします。

  • 建築物・工作物等の考え方
  • コンテナ(頭用地内の倉庫・上屋等は、ガントリークレーン等と一体となって、()頭全体のまとまりのある景観を創出するものとします。
  • その他の用地に設置される建築物・工作物等は、周辺施設や周辺景観との調和に配慮し、開放感があり親しみのもてる景観を創出するものとします。


3 景観ガイドライン運用開始日


平成25年8月1日


【参考】東京港コンテナ埠頭の荷役機械(PDF)

「東京港<中央防波堤地区>景観ガイドライン」(PDF)