クルーズ客船の誘致

入港予定

クルーズターミナル

 東京港においては、2020年9月に臨海副都心地域に東京国際クルーズターミナルが開業し、2025年6月には晴海客船ターミナルでの客船受入れが再開しました。

 世界最大級のクルーズ客船にも対応可能な東京国際クルーズターミナルでは、大型船を中心に受入れを行っています。また、晴海客船ターミナルでは、概ね7万トン以下の中小型船の受入れを行っています。

 東京港では、クルーズ客船の規模(大型/中小型)や客船クラス(プレミアム/カジュアルなど)等を踏まえ、ターミナルの特性等を勘案し、二つのターミナルを効果的・効率的に活用することで、増加するクルーズ客船の入港ニーズに対応しています。

東京国際クルーズターミナル

所在地 東京都江東区青海二丁目地先

建物  4階建、延床19,000㎡

設備  ボーディング・ブリッジ2基

岸壁  延長    430m(1バース)

    水深    -11.5m

    エプロン幅 30m

晴海客船ターミナル

 

所在地 東京都中央区晴海五丁目7番1号

建物  平屋建、延床3,257㎡

岸壁  延長    456m(1バース)

    水深    -10m

    エプロン幅 20-30m

これまでの入港回数の推移

 都は、これまで東京港へクルーズ客船を誘致するため、東京国際クルーズターミナルや晴海客船ターミナルを整備するとともに、多くのクルーズ業界関係者が集う国際的な見本市への出展や、海外のクルーズ船社への訪問など、積極的なPR活動を行ってきました。

 こうした取組等の結果、コロナ禍を経て2023年3月に国際クルーズが再開して以降、クルーズ客船が東京港に入港した回数は着実に増加しています。2025年の入港回数は83回となり、東京国際クルーズターミナルの開業以降、最高となりました。

これまでに入港した主なクルーズ客船

クルーズ客船の入港に伴う経済効果

 東京港へのクルーズ客船の入港は、多くの観光客の来訪による都内への経済効果や賑わいの創出、東京港のブランド力向上、さらには東京港を出発したクルーズ客船が日本各地の港に寄港することで地方活性化にもつながるなど、様々な効果をもたらします。

 とりわけ、乗船客等による飲食、買い物、移動などの消費活動や、クルーズ客船への食料、水、燃料などの補給活動等により、都内に大きな経済効果が生じています。

 クルーズ客船の入港による経済効果は、客船のタイプ等によって大きく異なりますが、都では東京港への入港頻度が高い代表的な2つの客船モデルを基に経済効果の試算を行いました。

 その結果、手ごろな価格で気軽にクルーズを楽しむことができる大型のいわゆるカジュアル客船が、東京港を発着地として利用し、乗船客を5,000人(日本人中心)と想定した場合、1回の入港につき約1億3,000万円の経済効果が見込まれるという試算が得られました。

 また、客室数を抑え料理などを通じて上質なサービスを提供する、いわゆるプレミアム客船が、東京港を発着地として利用し、乗船客を2,700人(欧米からの観光客中心)と想定した場合には、1回の入港につき約2億4,000万円の経済効果が見込まれるという試算が得られました。

経済効果の試算

モデル1

カジュアルクラス 乗客数5,000人、発着地として利用、日本人の利用中心

                     経済効果:127.8百万円

モデル2

プレミアムクラス 乗客数2,700人、発着地として利用、欧米からの観光客の利用中心

                     経済効果:242.9百万円

※国土技術政策総合研究所資料第1130号(令和2年10月)「我が国におけるクルーズ船寄港に伴う旅客特性を考慮した経済効果分析及び簡易算出ツールの開発」により算出された旅客1人当たりの消費額等を用い「平成27年(2015年)東京都産業連関表」(令和3年3月公表)により試算

今後の入港需要

 クルーズ人口の拡大や活発なクルーズ客船の造船状況はもとより、国際空港や主要駅への交通アクセスの利便性、ターミナルでの円滑な受入オペレーションなどが評価され、多くのクルーズ船社から東京港を利用したいとの相談が寄せられています。

 また、一度の利用だけでなく、定期的に東京港を利用する大型クルーズ客船も増加しており、2024年にMSCベリッシマ(MSCクルーズ)が東京港発着クルーズを開始しました。さらに、2026年からセレブリティ・ミレニアム(セレブリティ・クルーズ)が、2027年からサファイア・プリンセス(プリンセス・クルーズ)が、2028年度からは株式会社オリエンタルランドが運航するクルーズ客船が、東京港発着クルーズの実施を検討しています。

 こうした状況の中、春・秋のクルーズシーズンを中心に、同一日に入港希望が重なるケースが増加し、クルーズ客船を受け入れることができない事例も多く生じています。

 東京港へ実際に入港したクルーズ客船と、入港の希望が叶わなかったクルーズ客船を合わせた実質的な入港需要は、2025年に150回を超え、今後さらに増加することが見込まれます。

※2026~2027年の入港需要は、実予約件数及び同一日に入港を希望したことによるキャンセル待ち件数を踏まえた予定値

※2028~2029年の入港需要は、2027年の予定値に加え、現在、調整中の入港希望等を加えた予測値

 お問い合わせ

港湾経営部振興課誘致推進担当
電話
03-5320-5529
記事ID:019-001-20240902-000193