みなとの施設を島の振興に活用します

平成22年12月3日更新

島のみなとづくり  

 
東京都港湾局は、伊豆諸島・小笠原諸島において港湾、漁港、空港及び海岸の整備を推進することによって、島民の生活を支える交通輸送の確保、産業基盤づくりに寄与しています。
 島の観光振興や地域活性化のため、島の玄関口である港湾等の施設を効果的に活用し、島の町村とのパートナーシップにより、客船ターミナル(船客待合所)やプロムナードを整備することで、魅力ある「島のみなとまちづくり」を推進しています。

  港の施設には、様々な使い方ができる可能性があります。客船ターミナルは、島のランドマークであり、広い室内空間や周辺の緑地は、観光客や島民が集い交流する場として最適です。
 また、客船が着く港に隣接した海岸でイベントを行えば、より多くの観光客が訪れることが見込まれます。港の施設整備にこうした地元のまちづくりや観光・産業振興などの視点を取り入れ、最大限に活用していくことで島の魅力・活力が高まることが期待できます。
 港湾局では、「島のみなとまちづくり」として、次のような施設整備を実施・計画しています。

◆大島・元町船客待合所でのイベント
神津島 まっちゃーれセンター

◆神津島客船ターミナル(まっちゃーれセンター)
  まっちゃーれセンターとは、平成20年4月にオープンした神津島客船ターミナルの愛称です。
 このセンターには、船の乗降客の待合ホール等に島で獲れた魚の調理等を体験できる離島体験滞在交流施設や村の研修集会施設」が合築され、観光客と島民との交流の場・島の賑わいの中心的施設となっています。
 また、屋外にはセンターに隣接して、広々としたイベント広場や多目的広場が整備されており、島民のイベントやスポーツの会場として活用されています。
※「まっちゃーれ」とは、島の方言で待っていてくださいという意味
新島港新客船ターミナル

◆新島港客船ターミナル
  新島港では、平成22年5月に新客船ターミナルが完成し、同年7月1日にオープンしました。
 新島の観光振興を図るため「島のみなとまちづくり」の中心的施設として、みなと振興交付金を活用して整備しました。
 吹き抜けと大きな壁面ガラスで開放感を演出する待合いホールに加え、飲食コーナーや売店なども設けられています。
 ここは、新島の特産品や観光名所等の観光情報の発信基地であるばかりではなく、地元住民と観光客との交流拠点としても活用されています。
魅力あふれる「癒しの空間」へお越しください
  上述のほか、三宅島の阿古漁港の船客待合所を平成25年の国民体育大会のトライアスロン開催に合わせて建て替えるなど、他の島においても、客船ターミナルや広場等の整備を順次進めていく予定です。
  また、高速船や大型定期船の安全・快適な運航を確保するための防波堤や岸壁の整備、航空機の就航率を高めるための取組も進んでおり、各島へのアクセスの向上に努めていきます。
多様で優れた自然と、個性豊かな歴史文化を有する東京の島々は、魅力あふれる癒しの空間です。
 各島では、それぞれの特色あるイベントも開かれます。  「島のみなとまちづくり」事業でますます魅力を増していく東京の島々に、ぜひお越しください。

◆大島椿まつり(椿の女王コンテスト)のようす
  大島支庁  三宅支庁  八丈支庁  小笠原支庁  
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電話番号:03-5320-5652(内線43-711)

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