ふ頭をつくる

○ふ頭とは

 ふ頭とは、船が着き貨物などの荷積み、荷下ろしなどを行う場所のことをいいます。
 貨物を積んで海上を航行してきた船は、係船岸(岸壁、桟橋などの係留施設)に到着します。
そして、船を係船岸に安全に固定した後、積荷を下ろし荷さばき施設、一時保管施設へ送ります。
また、逆に一時保管施設等に置いてある荷物を船に積み込み、船は目的地に向けて係船岸を離れていきます。
 このように係船岸、荷さばき施設、一時保管施設を備え、船が出入りする場所がふ頭です。 ふ頭全景

○ふ頭をつくる

ふ頭をつくるには、まず、係船岸を築造します。係船岸には岸壁、桟橋などの構造形式があります。

ふ頭の構造図

 

一般的に、大型船が接岸する大水深の係船岸になると桟橋形式を採用することが多いようです。係船岸には、係船柱(ボラード)、防舷材(船舶接岸時の衝撃を和らげ、船体と係船岸を保護するための主にゴム製のクッション)などの付属施設を取り付けます。
ボラード 防舷材

      ボラード                   防舷材

 係船岸の背後には荷さばき施設、一時保管施設を建設し、ふ頭の建設を完了します。ふ頭の建設地では、背後がすでに護岸などにより土地造成されているところもあり、この場合には、護岸を補強して係船岸として利用することもあります。

 東京港で新しいふ頭建設は、中央防波堤外側埋立地地区及び新海面処分場埋立地地区などで行っていきます。
 また、既存のふ頭についても耐震性の向上や荷役方式の変化に対応したふ頭への再整備が行われています。
 
耐震強化岸壁について

ふ頭整備計画図  
【ふ頭整備計画図】

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