広大(こうだい)な土地(とち)はどうやって生まれた?

広大な土地はどうやって生まれた?〜港づくりと埋立地の意外な関係

東京港写真東京港(とうきょうこう)整備(せいび)埋立地(うめたてち)()む?

 442ヘクタールもの広大(こうだい)土地(とち)誕生(たんじょう)した臨海副都心(りんかいふくとしん)。そもそも、どうしてこのような埋立地(うめてたち)があったのでしょうか。その秘密(ひみつ)(さぐ)ります。
 東京都(とうきょうと)海岸(かいがん)は「東京港(とうきょうこう)」という貿易港(ぼうえきこう)(ひろ)がっています。ここには、生活(せいかつ)産業活動(さんぎょうかつどう)になくてはならない物資(ぶっし)海外(かいがい)から(はこ)()まれています。また首都圏(しゅとけん)などで生産(せいさん)された輸出品(ゆしゅつひん)も、ここから(はこ)()されていきます。
 現在東京港(げんざいとうきょうこう)がある場所(ばしょ)ですが、もともとは(あさ)(うみ)(ひろ)がっていました。(うみ)(あさ)いと、船底(せんてい)海底(かいてい)にぶつかってしまうため、(おお)きい(ふね)(はい)ってくることはできなくなります。一方(いっぽう)過密(かみつ)する東京(とうきょう)(まち)に、(ふね)()せる貨物(かもつ)()くスペースもあまり(のこ)されていませんでした。
 そこで、海底(かいてい)()って(おお)きな(ふね)()れられるようにし、また発生(はっせい)した海底(かいてい)(つち)埋立地(うめたてち)(つく)って、土地(とち)造成(ぞうせい)したのです。こうして出来上(できあ)がった土地(とち)の一つが、13号地埋立地(ごうちうめたてち)現在(げんざい)臨海副都心(りんかいふくとしん)です。

埋立地(うめたてち)都市問題解決(としもんだいかいけつ)()

 埋立地(うめたてち)は、(みなと)として使(つか)うほかに、様々(さまざま)都市問題(としもんだい)解決(かいけつ)させるためにも使(つか)われました。たとえば、住宅地(じゅうたくち)などにあった工場(こうじょう)移転先(いてんさき)としての活用(かつよう)大規模(だいきぼ)緑地(りょくち)整備(せいび)不足(ふそく)する住宅地(じゅうたくち)建設(けんせつ)などが計画的(けいかくてき)(おこな)われてきました。このような(なか)で、過密化(かみつか)する都心(としん)機能集中(きのうしゅうちゅう)分散(ぶんさん)させるために整備(せいび)された21世紀型都市(せいきがたとし)が、臨海副都心(りんかいふくとしん)なのです。



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