噴水の整備目的について
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A:臨海副都心は東京の成長を牽引し、国内外の多くの人々が訪れるエリアであり、引き続き賑わい溢れるまちとしていくことが重要です。
一方、コロナ禍以降、来訪者数の減少等で地域の活力が低下する中、進出事業者や屋形船など水域利用者から賑わいを求める声があり、来訪者からは楽しめる施設や音楽、ライトアップを活用したイベントを増やしてほしい等の声も寄せられました。
このため都は、臨海副都心のプレゼンス向上と更なる賑わい創出に向けた起爆剤として、お台場海浜公園に新たなランドマークとなる噴水を整備することとしました。
これまでの経緯について
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A:令和4年度にお台場海浜公園で実施した噴水イベント「TOKYO SPARKLE PAGEANT」が大きな反響を得たことや、多くの事業者等から賑わい創出を図る取組について要望を出されたこともあり、臨海副都心の新たなランドマークとして噴水を整備することとしました。噴水の整備に向けて、令和5年度には、仕様やデザイン等の検討を行い、海外の様々な事例等も参考にしながら、まちの賑わい創出の観点から検討を行った結果、臨海副都心のランドマークとしてふさわしい、世界最大級の噴水を整備することとして、令和6年9月に報道発表を行いました。
臨海副都心全体の賑わいについて
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A:都は、都全体の魅力を向上させ、一層の賑わいを創出するため、ナイトタイムエコノミーを促進するなど、多様な施策を展開しています。臨海副都心においては、この一つの取組として、噴水を整備するものであり、光と音楽による多彩な演出を行うことにより、東京の魅力向上、さらには、東京の成長を実現していきます。
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A:この噴水は世界最大級の規模であり、臨海副都心の台場地区及び周辺エリアにおいて、噴水を目で見て楽しんで頂ける人数として、年間約3,000万人を見込んでいます。
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A:過去のお台場海浜公園での花火イベントの人流データを活用し、荒天等による休止も考慮して、台場地区のほか、水域や対岸部も含め、噴水を観覧可能な人数を年間約3,000万人と試算しています。
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A:来訪者が消費を行うことによる経済波及効果として、台場地区への新規来訪者の消費額と既来訪者の滞在時間増による消費額から、毎年度約98億円と見込んでいます。また、噴水の整備工事による経済波及効果として、工事を行う年度に約38.5億円を見込んでいます。
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A:令和6年度は、「SusHi Tech Tokyo 2024」の開催に合わせて、シンボルプロムナード公園内の夢の広場において、バイオディーゼル燃料を使用するなど、環境にも配慮したイルミネーションイベントを開催したほか、12月3日(火)から12月25日(水)に「石と光の広場」でアートイルミネーション「ARIAKE × WINDSCAPE」を開催しました。
東京都の取組の他にも、臨海副都心では様々なイベントを開催しています。詳細は「東京お台場.net」をご覧ください。
噴水の整備概要について
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A:令和7年の夏頃、現地での工事に着手し、令和7年度末までの完成を予定しています。
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A:噴水の整備費総額は、約26.4億円、年間の維持管理費は、現在のところ1.5~2億円を予定しています。
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A:都は、臨海地域における埋立地の造成、整備及び開発にかかる事業について、地方財政法に基づき、特別会計として臨海地域開発事業会計を設置し、一般会計と区分経理して独立採算により運営しています。都はこれまで、埋め立てにより造成した土地の売却や貸付を進め、開発に必要な収入を生み出してまちづくりに取り組んできました。
ODAIBAファウンテン(仮称)についても、臨海副都心の魅力に磨きをかけ、一層の賑わいを創出するものであるため、一般会計ではなく、臨海地域開発事業会計における、これまでの土地の売却益等を活用して整備します。また、維持管理費についても、噴水が継続的に賑わいを創出し、まちの価値を高める施設であるため、同会計を活用します。
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A:工事については後日、説明会やホームページ等を通じてお知らせします。
なお、2025年4月15日、噴水施設整備工事の受注者が東洋建設株式会社に決まりました。
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A:噴水の整備による周辺環境への影響等については、設計の段階から継続して検討してきました。
令和6年9月の整備方針発表以降、海上保安庁との協議を進め、進出事業者や屋形船などの水域利用者、地域住民の方々に対し、噴水の整備内容などについて丁寧な説明や意見交換を行いながら、都として高射噴水の取扱いについて検討を重ねてきました。
こうした経緯を踏まえ、皆様に親しんでもらえる、より良い施設となるよう、高射噴水への上水利用に必要な対応を実施していくこととし、今後具体的な検討を進めることとしました。
噴水整備後の運用について
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A:都心の貴重な水辺からレインボーブリッジや東京タワーに代表される景観をバックに、音楽と光が織り成す魅力的な噴水ショーを、毎日11:00~21:00まで、1日10回、実施する予定です。(メンテナンス等による休止あり)
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A:演出内容や噴水を活用した賑わい創出策は、今後、進出事業者や水域利用者、地元区、地元の小中学校等、関係機関が参加する連携組織を設置し、演出内容を具体化することとしています。
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A:噴水の音量や光の強さは、近隣施設や住民の方に十分に配慮しながら、運用していきます。
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A:安全に運用するため、公園内に風速センサーを設置し、風速に応じて噴射高を自動的に制御するとともに、強風時には演出を中止することとします。また、手動による緊急停止スイッチを設置することで、不測の事態にも監視員が対応できる体制を構築していきます。
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A:噴水による水質や生態系への影響については、整備着手前から継続的な調査を行い、整備や運用によって生じる影響を確認していきます。
地域住民等の方々への説明について
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A:整備方針の公表以降、台場地域にお住まいの方々をはじめ、水域利用者や地元の進出事業者の皆様に対して、直接、説明を行ってきました。住民の皆様に説明させていただいた資料は こちらに掲載しています。
地域住民の方々からは、「魅力あるランドマークとなって欲しい」「見ている人も体験できるような取組があると面白い」といったご意見をいただきました。水域利用者の方々からは、「新たな観光資源ができることは大いに歓迎」「集客増を期待」など大きな期待をいただいております。いずれからも、周辺環境等への影響にも配慮した、より良い施設としてほしいとのご意見をいただきました。
進出事業者の方々からは、「噴水を活用した賑わい創出策を一緒に検討し、ともにエリアを盛り上げていきたい」「臨海副都心の新たなランドマークとなり、さらに多くの賑わいを創出することを期待」などの声をいただいています。
これまで皆様からいただいたご質問については、本Q&Aページにて回答を掲載しています。
その他
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A:2023年で4,770万人です。2015年には過去最高の5,680万人が来訪しました。詳しくはこちらのサイトを御確認ください。