「賑わいと自然あふれる海辺を目指して―海上公園ビジョン―」
東京都は、昭和45年に「東京都海上公園構想」を策定して以来、都民が海と触れ合い、スポーツやレクリエーションの場となる海上公園を整備してきました。
事業開始から長期間が経過し、都民の生活環境や東京の都市構造に大きな変化が見られています。また、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、多くの海上公園が競技会場や選手村のエリアになります。
こうした状況変化に対応し、海上公園のリニューアルや運営面での充実強化を図っていくため、中長期的な指針となる「賑わいと自然あふれる海辺を目指して―海上公園ビジョン―」を策定しました。
1 基本的な考え方
生物多様性保全など自然環境面での取組を強化するとともに、地域や民間との連携により新たな賑わいを創出し、臨海地域のブランド力、東京の都市力の向上につなげていく。
2 取組の方向性と具体策
○東京の都市機能向上への寄与
・干潟や磯浜の整備など、多様な生物の生息空間の拡充
・葛西海浜公園の干潟について、ラムサール条約湿地への登録を目指す
・避難・救援拠点としての防災機能の充実 など
○地域ニーズへの対応と賑わいの創出
・民間事業者との連携によるカフェ・レストランなどの導入の検討
・水陸両用車、カヌーなど、多様な水辺のレクリエーション環境の整備 など
○東京2020大会の成功とレガシー活用
・競技施設や選手村との一体的な空間整備 など
◇「賑わいと自然あふれる海辺を目指して―海上公園ビジョン―」
記事ID:019-001-20240904-007297