東京湾沿岸の概要

我が国の中心として発展してきた東京湾沿岸地域

東京湾沿岸は、洲崎から剱崎の約770kmの海岸線をいいます。

東京湾沿岸地域は、湾奥に幕府が置かれた江戸時代以降、我が国の中心地域へと発展してきました。

明治時代から高度成長期には、工業集積のため埋め立てが進み、さらに、政治・経済の首都圏への一局集中に伴って、人口や都市機能も高度に集積されました。

 

高潮などの海岸災害

 東京湾沿岸は、その地形から台風などによる高潮の影響が大きく、風向きによっては波浪も大きくなります。湾奥の低地帯や臨海部は、これまでにも多くの浸水被害が発生しており、こうした災害から背後地を守ることが極めて重要です。

また、これまで整備してきた海岸保全施設の中には、老朽化が進んでいるものや耐震性が十分確保されていないものがあります。大規模地震の発生も懸念されるため、高潮対策に加え、施設の耐震性を確保することや、津波対策も重要となっています。

さらに、東京湾沿岸にある貴重な砂浜等の侵食を防止することも重要となっています。

平成7年 台風12号による越波 昭和24年 キティ台風による浸水 平成13年 台風15号により打ち上げられたプレジャーボート
【神奈川県横須賀市】 【東京都墨田区】 【千葉県市川市】

 

海岸への多様なニーズ

 東京湾沿岸には、砂浜・干潟・浅場・藻場などの自然が残されており、貴重な生物の生息環境となっています。また、漁業や海洋性レクリエーションが盛んな場所もあり、イベントや環境学習・教育の場としても利用されてきています。

コアジサシ

花火大会
地引網体験
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