第三部 <5>まちのにぎわいと新たな文化の創造

第三部 世界に開かれた活力と交流のまち
<1>新しい時代を担う産業の育成 <2>国際貿易ビジネスゾーンの形成 <3>国際的な人と文化の交流 <4>未来型情報モデル都市 <5>にぎわいをいかした新たな都市文化の創造
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世界に開かれた活力と交流のまち
まちのにぎわいと新たな文化の創造
 まちの魅力は、自然、景観、文化、産業、人といった多様な構成要素が複合的に作用しあって生み出される
 臨海副都心は、水辺のうるおい、明るく個性的なまちなみ、多様で多彩な文化活動、新しい情報が発信する時代の風などが、新たな魅力となって、「東京の新しい顔」として内外の多くの人々を集め、まちのにぎわいと活力を生みだしている。
 既成市街地にはないこうした魅力をさらに高め、東京のシンボルとなるような臨海副都心の「まちの顔」をつくっていくとともに、住み、働き、訪れる人々が、心のゆとりや豊かさを実感し、生活を楽しみ、明日への創造力を育む魅力的で活力に満ちたまちづくりをめざす。
にぎわいをいかした新たな都市文化の創造
(1)多彩な文化活動の展開
 世界に向けて発信できるような特徴ある文化都市の形成に向けて、多様な文化活動の集積を図っていく。
 このため、内外のアーティストによる音楽や演劇、美術展等の芸術文化活動、市民の手による身近な生活文化活動など多彩な文化活動を、地域内の諸施設やオープンスペースを利用して、幅広く展開する。
 また、質の高い芸術文化施設の誘致、地域特性をいかした個性ある文化施設を配置する。
(2)夢のある都市空間の形成
 多くの人が集まり、遊び、憩えるような公園、シンボルプロムナードの整備を進め、未利用地の有効活用を図り、にぎわいを生み出す夢のある都市空間をつくる。
 また、子どもから大人まで楽しめるようなレクリエーション施設やスポーツ施設、アミューズメント施設、リゾート型宿泊施設など、地域ごとに、にぎわいの核となる施設をバランスよく配置して、にぎわいのネットワーク化を図り、地域内での回遊性を確保していく。
 さらに、こうした場で様々なイベントを催すなど、エンターテイメント性の高い「遊び」、「楽しみ」の演出に工夫をこらす。
(3)最新の情報に出会えるまち
 いつでも最新の情報にふれることができるということが、東京の大きな魅力のひとつである。
 国際展示場を中心とした様々な見本市、先端的な産業のデモンストレーション、最新のファッションの発信、ユニークなショッピングや飲食が楽しめる商業・サービス施設の誘致などを進め、最新情報にあふれたまちをめざす。
(4)新しい文化を感じさせる景観づくり
 文化的雰囲気が漂い、人々にうるおいと安らぎを感じさせ、その中にも先進性と独自性を持った「まちの顔」をアピールできるよう、明るい斬新なイメージのまちなみや新しい文化を感じさせる景観づくりを推進する。
人間味あふれるまちかどコミュニティの形成
(1)心安らぐふれあいのコミュニティづくり
 誰もが、自由に利用し、集い、まちを楽しめるような「広場」、「まちかど」といった公共的な空間をつくり、開放する。
 ゆったりとくつろぐ高齢者や散歩する親子連れ、語り合う若者たち、ストリートミュージシャン等々、様々な人々の出会いやふれあいを人間性豊かな地域のコミュニティづくりへと発展させていく。
(2)人間味あふれる路地的空間づくり
 整然とした広いまちなみの中にも、都市の界隈性、多様性、意外性を演出する。
 意識的に路地的空間や小さなまちかどをつくり、アットホームな感じの飲食などのサービス施設等も配置するなど、住み、働く人々の息抜きの場所として落ち着ける憩いの場として、人間味あふれるまちづくりを進める。

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