(1)青海地区 |
[1]青海1区域 |
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東京テレポート駅周辺区域は、交通利便性にすぐれ、大きな集客力の見込まれる区域であり、この特性をいかして広域型の商業施設や業務・商業の複合した施設を誘致する。 センタープロムナード南側区域は、北側がプロムナードに接し、南側は水面に開けた立地特性を活用し、都民の提案をいかしながら、住宅を主体に配置する。また、プロムナードの沿道については、副都心広場からのにぎわいの確保にも配慮する。 |
[2]青海2区域(まちづくり都民提案制度対象区域) |
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この区域は利便性が高く、しかも臨海副都心のシンボルともなる区域であり、都民からの提案を受けながら、臨海副都心の業務・商業集積の核のひとつとして整備していく。 たとえば、本社管理業務やこれを支援する業務等を中心に、業務機能の集積を図ることが考えられる。また、副都心広場のにぎわいを醸成するため、集客力のある商業施設を誘導することが想定される。 なお、副都心広場南側の街区は、一部に居住機能を含む業務商業の複合した市街地とする。 |
[3]青海3区域 |
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ウェストプロムナード周辺区域は、副都心広場とテレコムセンターの中間に位置するという特色をいかし、新しい都市型居住の場として工夫を凝らしながら住宅を立地させるとともに、居住者の生活を豊かにする生活支援型商業施設を含めた業務・商業機能を誘導する。その場合、シンボルプロムナードのにぎわいの連続性の確保にも配慮する。 テレコムセンター周辺区域は、テレコムセンターやタイム24等を中心に、映像・コンピューターのソフトなど、情報・マルチメディア関連の様々な業務を集積し、情報通信基盤に立脚した新しい国際的都市型産業の集積を図る。 また、隣接する港湾機能と連携した、国際貿易ビジネスゾーンの形成を図っていく。 |
(3)有明南地区 |
国際展示場を中心とした国際コンベンション機能、その支援機能を集積するとともに、交通利便性をいかして、ファッション・デザイン関連ビジネスの集積を図る。また、国際展示場及び関連する業務・商業機能をいかし、国際貿易ビジネスゾーンを展開する。 |
[1] |
臨海新交通と臨海高速鉄道の結節点となる有明南3区域には、国際展示場への入口としての立地特性をいかして、ホテルに加え、飲食、観光などのコンベンション支援機能を有する商業施設を誘致する。 また、東京ファッションタウンを核として、国際展示場に隣接する条件をいかしながら、ファッション・デザイン関連ビジネスの集積を図る。 なお、国際展示場駅周辺及びシンボルプロムナードの沿道については、にぎわいが連続していくよう商業施設の配置を工夫していく。 |
[2] |
地区の南西部には水辺の景観をいかした都市型住宅地を形成する。 |
[3] |
地区東側の「有明の丘」は、広域的な防災支援活動拠点や既成市街地のまちづくりとの連携のための用地として整備を行う。 |
(4)有明北地区 |
有明親水海浜公園に隣接する地域等(有明北1・3区域)には、緑豊かな「旧防波堤」への眺望や海辺の景観を活用したうるおい豊かな都市型住宅地を配置する。また、自然に親しめる磯浜などを備えた入江沿いには、ウォーターフロントの景観をいかした店舗等の商業機能の誘致を図る。 新たに設置される臨海新交通の駅周辺及び幹線道路沿いについては、民間の創意をいかし、既存の物流関連機能に加え、都市型産業を中心とした業務・商業機能と居住機能の複合する活力あふれる市街地を形成する。 |
(5)台場地区 |
お台場海浜公園沿いの区域は、水辺の景観をいかしたリゾート性のあるホテルをはじめ、ウォーターフロントの魅力をいかした飲食店や専門店など、個性的な広域型の商業施設を複合的に集積する。これにより、お台場海浜公園のスポーツ・レクリエーション機能と一体となり、人々の豊かな都市生活の場ともなる「シーサイド商業ゾーン」を形成する。南側には青海地区の業務商業機能との近接性と交通利便性を生かした眺望豊かな居住機能を配置する。 また、住宅や沿道の業務施設の低層部には、商業機能を配置し、居住者、就業者の利便性を高め、円滑な都市生活を支えるとともに、まちのにぎわいを創出する。 |
(注) |
地区: |
臨海副都心を東京湾岸道路と有明西運河によって「青海地区」「有明南地区」「有明北地区」「台場地区」の4つの地区に区分する。 |
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区域: |
地区ごとに幹線道路に囲まれた範囲を基本として区域に区分する。 |
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街区: |
区域を区画道路によって街区に区分する。 |
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区画: |
街区を区分して開発する場合には区画を設定する。 |
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